カミーユさん、今日はよろしくお願いします。
お相手は私、谷口と、カミーユさんには欠かせない日本の師匠、寺田順三さんです。寺田先生、よろしくお願いします。まずは、カミーユさん、自己紹介をお願いします。カミーユさん、日本語で頑張るとのこと!
カミーユ:こんにちは。私はカミーユ・べギンです。私はジュネーブで育ちました。両親は二人とも音楽の先生でした。おじいさんは建築家と陶芸家だった。なのでクリエイティビティは家族の問題だといえます(笑
寺田:どういう意味やねん。笑。
私の才能は家庭環境だと言いたいわけですね。笑。
カミーユ:19歳の時に勉強しようと思って、芸術大学に行こうと思ったけど行けなかった。試験に失敗した。昔からずっと日本文化に興味があったので日本語を勉強しようと思った。最初に日本の文化に興味を持ったのは従兄弟のせいで、従兄弟はマンガオタクだったので。それでマンガを読むようになりました(笑
従兄弟はどんなマンガを読んでたの?
カミーユ:ドラゴンボールとか。笑。なので3年間自分で日本語を勉強して、その後東京外国語大学に留学できたのですが、1年目に東北地震があったので、1年で戻ってしまった。で、そのあと本当にデザインをやりたかったので、もう一度勉強して、ジュネーブの芸術大学から京都造形大学に留学できた。
寺田:9年前ですな。
その時、カミーユは寺田先生の生徒だったんですね。
寺田:シルクスクリーンの授業をしてまして、タバコ吸う所でよく一緒になりましてん。笑。
その頃のカミーユさんの印象はどんな感じでしたか?
寺田:一生懸命でしたね。アイデアもたくさんあって、絵もうまかったですよ。女の人のパンティの絵を描いてたのをよく覚えていてて。ね。
カミーユ:はい。
ははーん。それで寺田先生、カミーユのことが好きになったんですね。笑
寺田:学生自分に作品も交換したよね。