![『遠音』 2024年 紙にアクリル絵具 72.7×91㎝](https://static.wixstatic.com/media/73c675_d7b534de7202410fb84acc28d06639df~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_693,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/73c675_d7b534de7202410fb84acc28d06639df~mv2.jpg)
チグニッタでは、2月8日より画家、菅野麻衣子の個展を開催します。菅野麻衣子は個人的な内面世界をテーマに少女を描き、多くのファンに支持されてきました。現在、岩手県遠野市に移住し、今回「音」をテーマにした新作を用意して8年ぶりの大阪個展を開催します。オープニング2日間にはスペシャルなゲストをお呼びしてのイベントも開催します。たくさんのご来場、お待ちしています。
![『ソラミミ』 2024年 紙にアクリル絵具 50×72.7㎝](https://static.wixstatic.com/media/73c675_a4eaef04d99c475db2f83559f0fc8971~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_674,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/73c675_a4eaef04d99c475db2f83559f0fc8971~mv2.jpg)
<展覧会情報>
菅野麻衣子個展「遠音」
2025年2月8日(土)~16日(日)
会場: チグニッタ (大阪市西区京町堀1-13-21 高木ビル1F奥)
時間:13:00~19:00 入場無料、予約不要
ギャラリートーク
2月8日14時〜(ゲスト:藤本智士)
2月9日16時〜(森良太)
![『イエローライトをゆらして』2024年 紙にアクリル絵具 60.6×72.7㎝](https://static.wixstatic.com/media/73c675_7975ba355b3d4f1183b14a8ada901e05~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_800,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/73c675_7975ba355b3d4f1183b14a8ada901e05~mv2.jpg)
『遠音』について
花火のやまびこを聞いたことはありますか?
約4年前に移住した岩手県遠野市は山々に囲まれた盆地に
田畑が広がり、まるで昔話のような世界です。
長い間都市部に住んでいた私はこの静かなまちに来て、
沢山の面白い音を聞くことになりました。 雨の音、外を歩く足音、
都会でも聞こえていたはずの音もひとつひとつ大きく印象的に聞こえ、
静寂の面白さを知りました。鹿の鳴き声や、
周囲の山に轟々とこだまする花火の音を初めて聞いたとき、
私は全く違う土地にやってきたのだと実感しました。
遠野市は郷土芸能が盛んな町。季節ごと太鼓や笛の音が聞こえます。
夜通しの祭りは少ないものの、力尽きるまで踊る姿は、都会のライブハウスや
クラブと似た印象を受けます。
日本中どの町に住む人にも同じ感性があるのかもしれないと思うと
外者である自分にも遠野を楽しむ素質が備わっているように思えて嬉しいです。
私は音楽が好きな方だと思います。全く詳しくはないけれど、
ライブやコンサートに行き、生の音を聞いて得られる感情の昂りが
自分の制作に大きく影響していると感じます。そして現在、
昔から変わらない音を知り益々音の世界が好きになりました。
音を鳴らして空気を振るわせ魂を揺らす。
この人間的で愛らしい行為を改めて見つめ、遠くの音に耳を澄ませるように、
小さな本物を掬い上げたいと取り組んだものが本展です。
ぜひご高覧いただけますと幸いです。
菅野麻衣子
![](https://static.wixstatic.com/media/73c675_e49adfc15a1c471693221eb1101bc453~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_708,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/73c675_e49adfc15a1c471693221eb1101bc453~mv2.jpg)
菅野麻衣子 画家 宮城県生まれ。
2021年遠野市に移住。 遠野市の民話や風習から着想を得た絵画作品を制作。
2018年佐々木喜善賞(遠野文化奨励賞)受賞。風土を感じながら制作を続けている。
ロサンゼルス、ロンドン、台湾、ニュージーランドのアートフェアやグループ展に参加。東京、大阪、仙台、盛岡で個展を開催。 2013年-2020年ロックバンド『Brian the Sun』CDジャケットイラスト。
仙台市IC乗車券『icsca』や『こども本の森 遠野』キャラクターデザイン。
国際コンペ ArtGeminiPrize 2024(UK)ファイナリスト。
![『未来から落ちたYELLOW』2024年 紙にアクリル絵具 31.8×41㎝](https://static.wixstatic.com/media/73c675_8f6917209c924e8dba02c1a57374a921~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_753,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/73c675_8f6917209c924e8dba02c1a57374a921~mv2.jpg)
GALLERY TALK 2DAYS
2月8日(土)14:00~ ゲスト:藤本智士(Re:S 代表、編集者)
宮城県仙台市から岩手県遠野市に移住し、現地での暮らしから新たなテーマで作品制作に取り組んでいる菅野さん、青森~岩手での旅から著書「取り戻す旅」を上梓したばかりの編集者、藤本さんとのトークショー。東北の生活、文化を肌で感じている二人のやりとりをお楽しみください。トーク終了後、菅野さん、藤本さんを囲んでのポートフォリオレビューも開催します。
![](https://static.wixstatic.com/media/73c675_62d3d6195e64435996eaecbace5d9969~mv2.webp/v1/fill/w_980,h_980,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/73c675_62d3d6195e64435996eaecbace5d9969~mv2.webp)
藤本 智士
1974年生。兵庫県在住。編集者。有限会社りす代表。雑誌『Re:S』『のんびり』『なんも大学』編集長を歴任。マイボトルという言葉から未来に出来る限り負荷を残さない社会を提案するなど、誌面に捉われない編集を数々実践。自著『取り戻す旅』『魔法をかける編集』。共著に『アルバムのチカラ』(映画『浅田家』原案)ほか、『ニッポンの嵐』『みやぎから、』(佐藤健/神木隆之介)など、編集執筆を手がける書籍多数。
参加無料ですが、お席に限りがありますので事前予約をお勧めします。
当日立見参加も可能です。https://kannnotalk1.peatix.com
2月9日(日)16;00~ ゲスト:森良太(ミュージシャン)
かつてギターロックバンド「Brian the Sun」の一連のCDジャケットを菅野さんが手がけたことがきっかけで交流が始まった森良太さんをゲストに迎え、最近のお互いの活動を紹介しながら、アートと音楽にまつわるトークを行います。森さんによるミニライブも予定されています。
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森良太
日本の音楽家。中学生の頃からライブハウスや路上での弾き語りをはじめ、2007年にギターロックバンド ”Brian the Sun” を結成。バンドでは、ボーカルギターと全ての作詞作曲を担当。2016年、EPIC Records Japanよりメジャーデビュー。 2020年、Brian the Sun 活動休止。2021年からは自主制作にてソロプロジェクトを立ち上げ、ライブやCD、デジタルでのリリースを中心に活動中。バ ンドサウンドを軸にしたサウンドメイクと、弾き語りとバンド編成を環境に応じたライブスタイルで、多面的な楽表現を追求している。
参加無料ですが、お席に限りがありますので事前予約をお勧めします。
当日立見参加も可能です。https://kannotalk2.peatix.com
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